概要
測量業をする場合、測量士を置き測量業の登録が必要になり、基本測量又は公共測量に従事する測量技術者は、測量法に定めるところにより登録された測量士又は測量士補である必要があります。測量士となるには幾つかの方法があり、国土地理院が実施する国家試験に合格し、国土地理院に登録する方法があります。
時期
測量士試験は、5月の年1回実施されています。
- 5月
科目
第一次試験は午前の択一式と午後の記述式を受験します。
- 午前:択一式
- 午後:記述式
学習
日本測量協会の最新版のテキストと過去問題集を使いました。最新年度過去問の『国家試験問題模範解説集』もありますが、最新年度の過去問は直近の公式のものを使い学習効果の判断に使いました。
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測量士・測量士補 国家試験受験テキスト測量士・測量士補 国家試験科目別模範解答集
CASIO SL-930GT
午前
午前試験は、択一式で基本的な事項を問う内容で、『科目別模範回答集』を2周しました。3週目に計算を完成させました。
午後
午後試験は記述式で、必須のNo.1の「測量法・水準測量」及び、選択のNo.2~No.5から2つを選択し、合計3問を解答します。一通り解いてみた上で最終的に興味が近い、人工衛星(GNSS)等を扱うNo.2の「基準点測量」と無人航空機(UAV)等を扱うNo.3の「地形・写真測量」を集中的に学習しました。防災や土地家屋調査に興味がある方は、No.4の「地図編集」やNo.5の「応用測量」を選択するのも良いと思います。計算問題は指定の電卓が使えますが求める行程が多く桁数が多いため、3回程度解いて確実に解答できるようにしました。
国土地理院に過去問が公開されています。
測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例
対策
テキストは1週して大まかな内容を把握した後は、知らない内容を引くように使いました。電卓は試験会場で配布される公式の電卓は8桁表示の「SL-910GT」ですが、表示桁数以外の機能や使用感が全く同じですので今後も使えるように10桁表示の「SL-930GT」を購入して使いました。
人工衛星の位置情報や映像及び写真の活用、GoogleやAppleなどの車載写真レーザー測量、航空機や無人航空機(UAV)を使った空中測量、船舶を使った深浅測量はもとより、GISを使ったデータ分析は現実空間と仮想空間を繋ぐ役割りを担い、高度社会に必須となる測量技術は益々重要になるでしょう。
本ページは2025年の情報です。内容は予告なく更新されます。